ただ、君に名前を呼んで欲しかった。


「キモいのはいつものコト」


「俺のコト思い出した?」



「え?」



最低変態野郎は、いきなり
真剣な顔になって


「まあ、いいや。」


あれ?どうしたんだろ?って
思ったときには
いつもの最低変態野郎だった。



「お前さ、小さいときとか
覚えてんの?」


うーん、曖昧...


「あんま、覚えてないや」



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