ただ、君に名前を呼んで欲しかった。



「あー暖房になってるね。」


いやいやいや、先生それ真顔で
いっちゃだめでしょー



「暖房ー暑すぎるし」


「まじかよ、ありえねえー」

「ありえないよお」



このときまだ君は
いなかったね?




「あー暑いよな。今直したから
静かに勉強しろ。」



川田先生は
落ち着いた声で言った。



「あ、俺川田先生に聞きたいことあるんだけど。」



「あ、大林先生ー」



うるさい男子代表変態コンビは
姿を消した。



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