あなたとの奇跡
合コンという飲み会が始まった
俺は数合わせともあり
余りの子の相手を
頼まれたのだった
余りの子といえば
あの目立っていた子
苦手だなと思いながらも
端の方で1人飲んでいたので
俺は話かけてみた
「もしかして君も数合わせ?
他の子と感じ違うし」
面倒くさいなっていう
あからさまな態度
「そうですけど何か」
口調もきつめ
だが負けてはいけない
そう思って会話を続けた
「俺も数合わせで来たんだけど
なんか馴染めなくて」
少し無視されているが
普段仲のいい奴以外とは
会話しない俺には
楽しくてしかたなかった
もしかして相手がこの子だから
そんな事を思いながら
たわいもない会話をした