あなたとの奇跡

合コンという飲み会が始まった

俺は数合わせともあり

余りの子の相手を

頼まれたのだった

余りの子といえば

あの目立っていた子

苦手だなと思いながらも

端の方で1人飲んでいたので

俺は話かけてみた

「もしかして君も数合わせ?

 他の子と感じ違うし」

面倒くさいなっていう

あからさまな態度

「そうですけど何か」

口調もきつめ

だが負けてはいけない

そう思って会話を続けた

「俺も数合わせで来たんだけど

 なんか馴染めなくて」

少し無視されているが

普段仲のいい奴以外とは

会話しない俺には

楽しくてしかたなかった

もしかして相手がこの子だから

そんな事を思いながら

たわいもない会話をした
< 9 / 17 >

この作品をシェア

pagetop