俺様王子様
▼プロローグ
高校の入学式ー…。



あたし、大倉蒼は


芦媚(あしび)高校の
入学式に
来てます!






蒼「ぜぇ…はぁ。つ、着いたぁああぁ」



由良「ここの、芦媚高校は…ぜぇ」



蒼「にしても、遠いよおぉお。坂きつい…。」


由良「うん。まあ着いたし?行こうか。」




蒼「ん。」




------――――


先生の話やら学校説明が終わって教室に移動した。





蒼「由良、由良ちゃあん!!クラス離れちゃったじゃん(泣)」



由良「むー。仕方ない。中学ん時三年間同じだったしねぇ…。」




そう。由良ちゃんこと、
高梨 由良 (タカナシ ユラは、)

あたしの中学からの
親友。




蒼「でもぉぉお泣))由良ちゃんいないと無理ぃいぃ!!!」



由良「蒼ならだいじょーぶだよ!しっかりしな、ね?」



蒼「う…ん。分かった。」


なんか由良ちゃんに言われると何でも納得しちゃうみたいなんだよね。






由良「じゃ、あたし一組だから。蒼二組でしょ?隣じゃん。」



蒼「ぜったい遊びに行くからねっ!!!絶対!(泣)」



由良「はーいはい(笑)んじゃね。」







蒼「…はぁあぁあ。由良ちゃん以外知ってる人いないよお(泣)最悪…。」




「「きゃあぁあああ!!!!」」


蒼「?!なに、今のっ。」





?「涼様とお、おんなじクラスよお…し、幸せぇえ!!!!」



?「涼様がいまこっち見たわ!!」




蒼「ナニ?涼…様あ?」






教室を覗くと、
その涼様を囲んだ
女子達で群がっていた。




蒼「う…あ。いるんだ。本人にあーゆー人って」








この時はまさか、
喋ることさえありえないと思っていたー…。
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop