だいすき
「ハァ…ハァッ」
きずけば
息が荒くなっていた
冬だというのに
汗もかいていた
私は震える指で
凪の家のインターホンを
押そうとした
考えたら
そういえば今日凪学校早退したんじゃん…
まぁ
お見舞いって言えば
凪も許してくれるだろう
そう思った時
私と同じ制服を着ている人が凪の家から出てきた
とっさに隠れた
……隠れなくてもいいのに
って自分で突っ込んでしまって
なんだか自分独りで恥ずかしくなってきた
あとから凪も出てきた
その時
私の胸が締め付けられた
なぜ、なぜ、
勝手に頭んなかで自問自答
していた
胸が張り裂けそうで
息がしずらくて
何より
苦しかった