だいすき





こんな事
知っていたはずだ



セフレがいる事も


知っていたのに



ふと疑問に思った


“何故あの子は普通に会えるの?”


“何故私は、地元じゃ会えないの?”






そんな時だった


「………遊香?」



いつの間にか
私の前には
凪がいた





「あれ、さっきの女の人は?」


「ああ、帰ったよ、」



当たり前のように言うんだね、

君は
いつもどうりに言うんだね




「…そか」


「ここで話すのもなんだから、家、きな?」



「ん」


私は言われるがまま
凪の家にいき


凪の部屋に行った



凪の部屋のはずなのに



女の香水の匂いが充満していた




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