かけがえのないもの
瑠奈もその言葉を守り、隼人の所に来るときは必ず連絡していた。

しかし、今日は突然、何の連絡もなく、やってきた。

しかもこんな時間に…

「へへっ。ちょっとびっくりさせちゃおっかなーって。」

瑠奈は微笑みながら答えた。

「なんだそれ…ってか部屋散らかってるし。」

「いいよ、全然。急だったし。」

「まあ…とりあえずあがって。」

「お邪魔しまーす。」

瑠奈は意気揚々と部屋にあがった。
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