かけがえのないもの
瑠奈との様々な思い出が、

走馬灯のように頭の中を駆け巡った。

隼人が行くところどこにでも、後ろからぴったりくっついてきた瑠奈。

父や母に叱られた時、泣きながら隼人にすがってくれた瑠奈。

隼人と遊んだり、一緒に料理を作っている時の、幸せそうな表情。

とびきりの笑顔や明るい声、

時々見せる、拗ねたような表情…

もう、決して、戻らない…
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