かけがえのないもの
「お兄ちゃん…私も、お兄ちゃんのこと、大好きだよ。
だから…絶対幸せになってね!
私は、お兄ちゃんの為だったら何でも力になるから。
大好きなお兄ちゃんが幸せそうにしてるのが、私の一番の喜びだよ!」

瑠奈は立ち上がった。

夜に向けて…隼人の夢の中に入るための準備をする。

「服…何着ようかな。可愛くキメないとね!」

スキップをしながら、意気揚々と、瑠奈は前を向いて進んだ。

「今夜も、いっぱいお話ししようね、お兄ちゃん!」
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