かけがえのないもの
いかにも男の一人暮らしらしく、ほどよく散らかった部屋。

隼人はその部屋の片隅におもむろにカバンをほうり出した。

シャワーを浴び、ドライヤーで髪を整え、録画しておいたバラエティー番組を見ながら一息つく。

飲み物を探すのに冷蔵庫を開ける。
「何もないな…明日買い物してくるか」

とりあえず作っておいた麦茶を取り出して飲む。


< 2 / 151 >

この作品をシェア

pagetop