かけがえのないもの
「結構変わったとこ行ったんだね。大体京都とかなのに。」

「なんか予算なかったんだって。でも、すごくいいとこだったよ。」

瑠奈は可笑しそうに笑った。

「よかったじゃん。…じゃあこれはお土産?」

「うん。でもただの旅行のお土産じゃないんだよ。」
「どういう意味?」

「いいから!早く開けてみて!」

隼人は首を捻りながら箱を開けた。
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