かけがえのないもの
「よかった。喜んでもらえて。…じゃあ、もうひとつプレゼント。」

「もうひとつ…?」

「お兄ちゃん、ここ開けてみて。」

そういうと瑠奈はフタが開いたオルゴールの中にある小さな仕切りに囲まれた板を指差した。

隼人はその板を滑らせた。

「これ…指輪?」

少しいびつな星の形をした飾りのついた指輪。

「うん!アクセサリーの手作り体験もあったから、作ってみたんだ。」

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