かけがえのないもの
「じゃあ、お兄ちゃんからもプレゼント!」

隼人は立ち上がって瑠奈の背後に立つ。

「えー!なんだろ?」

楽しみでしょうがないという様子でそわそわする瑠奈の首に、隼人は一本のネックレスをかけた。

色とりどりのビーズで出来たネックレス。

隼人が瑠奈にプレゼントしたいと母に相談し、母が休みの時に一生懸命教えたビーズ。

隼人は瑠奈のために心を込めて作った。

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