かけがえのないもの
「ううん。私がわがまますぎるだけだよ。お兄ちゃんは、ずっと、私の自慢のお兄ちゃんだよ。」

「ありがとう、瑠奈…」

「どういたしまして。」

何度見てもまぶしい瑠奈の笑顔。

いつになく心に響く瑠奈の言葉。

瑠奈が妹で良かった。

隼人は心からそう思っていた。
< 96 / 151 >

この作品をシェア

pagetop