大切なもの…〜cherry tree〜
 

洗濯が終わり、
洗濯物を持ってベランダへ行った。


丁寧にシワを伸ばして、
ハンガーに掛けてると
ケントもベランダに出てきて
後ろから抱き着いた。


「真奈ちゃん大好き!」


『真奈もケント好きやけど、洗濯物干せんやん』


ケントはスネたように
ベランダの入口に座った。


洗濯物を全て干し、
ケントの膝の上に座ると
機嫌がなおったのか、
真奈のお腹に腕をまわす。


「天気いいな」


『うん。眠くなる』


真奈達は1時間程喋らずに、ほのぼのしていた。
< 100 / 405 >

この作品をシェア

pagetop