大切なもの…〜cherry tree〜
 


駐車場に着き、真奈とケントは車をおり
見慣れた玄関のドアの前に立った。


真奈はマジックを持ち、
表札に書かれている
自分の名前を消した。


そして、
鍵が入った小さな封筒を手に取った。


『さよなら』


小さな封筒は、
玄関の中へ滑り落ちた。


誰もいない
真っ暗な家に別れを告げた。



真奈とケントは笑顔だった。


家に戻り、
明かりもつけず
2人は寝室にむかった。




「めっちゃ好き!」


『真奈も大好き!』




2人は一つになった。
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