大切なもの…〜cherry tree〜
「逃げろ」
突然のケントの言葉に意味がわからず、
真奈はただボーツと立っているだけ。
でも、
達也君の手に持ってる物を見た瞬間…
真奈達は、
…逃げた。
逃げてる途中優子と別々になり、
真奈はトイレに隠れようと思って
トイレへ向かって走るが、
何故かケントは
真奈の横に並んで走っている。
トイレに入ろうとした瞬間、
ケントにまた腕を引っ張られ
真奈はトイレに入れず、
再び走り続ける事になった。
そのまま非常階段に入り、
少し休憩。
「あー!久しぶりに走った!」
『ケントって人の腕引っ張るの好きやな』
真奈は、
呼吸を整えながら言った。