大切なもの…〜cherry tree〜
 



「逃げろ」


突然のケントの言葉に意味がわからず、
真奈はただボーツと立っているだけ。


でも、
達也君の手に持ってる物を見た瞬間…




真奈達は、



…逃げた。


逃げてる途中優子と別々になり、
真奈はトイレに隠れようと思って
トイレへ向かって走るが、
何故かケントは
真奈の横に並んで走っている。


トイレに入ろうとした瞬間、
ケントにまた腕を引っ張られ

真奈はトイレに入れず、
再び走り続ける事になった。


そのまま非常階段に入り、
少し休憩。


「あー!久しぶりに走った!」


『ケントって人の腕引っ張るの好きやな』


真奈は、
呼吸を整えながら言った。
< 24 / 405 >

この作品をシェア

pagetop