大切なもの…〜cherry tree〜
真奈と剛君は、
また2人になりお互いの事を話出した。
『剛君は彼女おるん?』
「おらへんよ。紹介して」
剛君は、
ふざけたように言い
紹介してほしいといった顔ではない。
剛君の顔を見て、
真奈は
『紹介出来る友達はいません。てか、紹介せんでも間に合ってますって顔しとるし』
「どんな顔よ」
真奈達が話をしていると、
列は前に進み
もうすぐの所まで来ていた。
『ケント達遅くない?』
真奈が剛君に言うと、
「遅くない」
後から声がした。
振り向くと、ケントと達也君が
両手にいっぱいの荷物を持っている。