大切なもの…〜cherry tree〜
「ボタン押すで!」
達也君は、
ボタンを押して急いでもとの位置へ戻った。
3…2…1…
ーパシャ
みんなで落書きをしてプリクラをわけ、
着替えて車に乗ると、
「めっちゃ満足!!」
と達也君が言った。
真奈達はものすごく
疲れた…。
帰りの車内、
ケントが真奈の横に乗ったので
優子は助手席。
ケントは真奈をずっと[変]と言う。
魔性…
謎…
変…
家の前に着き、
車から降りる時ケントは真奈の頬にキスをした。
「またな」
ニヤっとするケントを見て、
真奈はゾッとした。
ケントとの出会いは、
恐怖と謎が沢山詰まっていた。