大切なもの…〜cherry tree〜
夏の太陽が、
真奈の白い肌をジリジリと焦がしていく。
真奈は太陽を手で隠して、
指と指の小さな隙間から太陽を見た。
眩しくて目を細める。
洗濯物を全て干し終え、
真奈は窓にもたれて外の景色を眺めていた。
ーガタガタッ…パリン!
『なに!?』
真奈が慌てて部屋に入ると、
ケントと達也君は
一カ所に集まって床を見ていた。
『どないしたん?』
ケント達がいる場所へ行き、床を見て驚いた。
開いた口が塞がらない。