大切なもの…〜cherry tree〜
 



ープルルル…プルルル…


「幸せいっぱいの真奈ちゃん?ケントは、喜んでくれたか?」



『真奈は…幸せなんかじゃない…
ケントは…今…
旅立って行った…』


達也君は電話を切ると、
すぐに真奈が言った病院に来てくれた。


「ケントは?」



真奈は黙って達也君を、
ケントがいる場所へ連れて行った。





静かで暗い場所へ。
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