大切なもの…〜cherry tree〜
 


変わり果てたケントを見て、
まわりは泣いているけど
真奈は涙を流さず
1つ1つケントを壷に入れる。


そして、
真奈の目の前が真っ暗になり
深い眠りについた。


誰の声も聞こえなくて、
とても静か。










目を覚ますと、
見覚えのある白い壁が真奈の目の前にあった。



「真奈ちゃん!?」

「真奈!!」


横を見ると、
ケントの母親と達也君が心配そうに真奈を見ている。


ケントの母親は、
涙を流して真奈を抱きしめ
達也君は慌てて部屋を出て行くのが見えた。



でも、
もうそんな事は関係ない。
< 393 / 405 >

この作品をシェア

pagetop