大切なもの…〜cherry tree〜
テレビを見ていると、
睡魔が襲い
化粧を落としてベットに入る。
目を閉じるとすぐ眠りについた。
夢を見た…。
幼い頃の夢。
父親、母親、妹、弟。
楽しそうなのに、
皆の顔が見えない。
顔に黒い影のような物が
あり、
はしゃぐ真奈は皆の前を歩いた。
立ち止まり振り返ると、
皆は消えていた。
そして光が見える場所まで行くと、
1本の桜の木に光が差していた。
真奈は、
その木に近づいて木に抱きつき、
声を出さずに泣いた。
そこで目が覚め、
起き上がると涙が零れていた。
どこか懐かしい夢…