大切なもの…〜cherry tree〜
『もう二度と会わへん!』
再び、言い切ると
優子は拍手した。
「人間変わるもんやな」
前から達也君とケントが歩いてきて、
2人は車に乗り再び出発。
2人が出て来た家は綺麗な茶色のハイツ。
車は真奈の家に向かって走る。
流れる歌が子守唄のよう。
ケントの頭が真奈の肩に触れるので、
顔を覗き込むと眠っていた。
真奈の家に着き、
ケントを起こすと
眠そうな顔をすると思っていたら、
逆にスッキリした顔をしていた。
「おはよ」
と真奈に抱き着き、
ホッペにキスをした。
抱き着いたまま家に向かい、
優子→達也君→ケント→真奈の順番でお風呂に入った。