大切なもの…〜cherry tree〜
 



『なんで?』


真奈にはわからなかった。


何故そこまで出来るのか…


「これくらいしかできんから…」


ケントは空を見た。


『ありがと。でも大丈夫やで』


真奈がケントに言うと、


「んじゃ、真奈が16歳になるまで。
仕事が出来る歳になるまで俺にやらせて」


ケントは心配なんかな。


真奈はケントの言葉を受け入れる事にした。


『それじゃ、お願いします』


頭を下げて言った。


ケントは真奈の肩に腕を置き、

「おう!任せとけ!」


と笑って言った。


2人は来た道を戻り家に帰った。


腕枕をしてもらい、
抱きしめられて眠った。
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