アクセル。
「はい、チケット。もうすぐ始まるから中に入ってよっか?」



「あ、はい;;えと、ありがとうございます。」




あっくんはニコッと笑った。





私はあっくんの彼女でもないのに…。


向こうにあるソファーには、
腕を組んだカップルが座って楽しそうにお喋りをしている。



何度も奢ってもらうのは申し訳ない。




それとも、子供扱いしてるのかな…?



ちょうど親子連れが、アニメ映画が上映されるだろう部屋に入って行くのが見えた。




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