アクセル。
無事に(?)家まで送り届けてもらい、私は篤美さんにお礼を言って車を降りた。



篤美さんは仏頂面だったけれど、美しさは相変わらずだった。




ライバル…



好敵手。



実力が同じ程度の競争相手。





その夜、私は篤美さんの言ったライバルについて考えていた。



競うものが、あっくんに対する気持ちだったら、



ライバルだって言えたかもしれない。




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