アクセル。
2人で公園のベンチに腰をおろす。


見上げた空には、相変わらず星が輝いていて、



冬の寒さに慣れなくても、白い息の向こうに広がる銀河は美しくてキレイで、いつまでも見ていたいと思える。



「…あの。」




「ん?」




「いつまで日本にいられるんですか?」



「んー、実は考え中…。ホームシックって言ったら笑う?」



子供みたいな答えに少しだけ驚く。


可愛いって言ったら、怒るのかな。





笑わないよ。



だって私はあっくんに日本にいてもらいたいから。






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