アクセル。
「言いたくなかったら、別にいいんだけどね。」


そう言って聡子はドリアを一口、口にした。



「悩みってわけでもないんだけど、ただちょっと、大学ってこんなものかーって。

もとから活動的じゃないくせに、変に大学生活に期待してたみたいで;;

あと、友達付き合いも希薄かなーって思って。」



「希薄なの?」



「まぁ、高校よりは。多少。」




「確かにそうかもね。」



聡子は案外あっさりと同意した。



でも、失礼なこと言っちゃったかも。




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