ライフ オア デスティニー
運命の子ら
星々がそのさだめのもと、大きく輝く夜の空。
こんな時には子供達はじっとなどしていられない。ましてや子守歌などで寝かしつけられるのなんか、まっぴらごめんだ。皆、覇気と和気を合わせ持った魂の戦士達なのだ。
「ねー、ねー! こんなに星がきれい!」
少年達の華奢な脚が猛禽の爪のように大地を掴んだ。蹴っては捕らえ、捕らえては放す。
年もバラバラな彼らに肉親は居ないのがほとんどだ。
戦いの日々が子供達を孤独の地へと放った。ここに居るのは皆、仲間なのだ。