ライフ オア デスティニー



 語り部は驚きのあまり、両翼を広げてしまった。右でも左でも風を捕らえるには支障なく特化した翼を星たちの下にさらした。



「エヴを知ってるお兄さんから聞いたの。エヴが言ってたって。だから、僕はわからないこともちゃんとかんがえて、自分でわかるようになるんだ。決めたのは僕だ。僕のこと、ヘンだと思う? ヘンだったら、きらわれちゃうのかな。
 
 ……僕は僕のままなのに。いけないことなのかな? 僕はみんなに好きになってもらえたら、とてもうれしいよ。だって僕はみんながとっても大好きだから」






< 232 / 247 >

この作品をシェア

pagetop