JEWEL BIRD【 side track line 】
シャーリィは、その名前だと思われる言葉を聞くと手を振り、最後に言うのだった。
「 ロキ君! 」
「 私、シャーリィ ウッドソン って言うの 」
一瞬、頷いた(ウナズイタ)ロキと言う少年は、シャーリィへと手を振って返し、また走り出す。
シャーリィは、少年の姿が見えなくなる迄、視線を背ける事も無く、見詰め続けていた。
それから、鞄にしまっておいた本を 彼女は手にする。
ジョイと、ハリーの物語を記した その本。
どうしてかは解らないが、その一冊だけは、水の一滴にさえ濡れてはいなかった。
孤児院を営む彼女と出会えた事は、ロキにとって 奇跡や運命を 感じさせたかもしれない。
この後、ロキはシャーリィの【 ウッドソン孤児院 】へと顔を出し、いつしか住む事になるのだから。
生涯の母となるシャーリィ。
そして 藤林 美樹との出会いは、このエピソードより始まる。
路喜・ウッドソン
彼のページは、この時 開かれた一。
「 ロキ君! 」
「 私、シャーリィ ウッドソン って言うの 」
一瞬、頷いた(ウナズイタ)ロキと言う少年は、シャーリィへと手を振って返し、また走り出す。
シャーリィは、少年の姿が見えなくなる迄、視線を背ける事も無く、見詰め続けていた。
それから、鞄にしまっておいた本を 彼女は手にする。
ジョイと、ハリーの物語を記した その本。
どうしてかは解らないが、その一冊だけは、水の一滴にさえ濡れてはいなかった。
孤児院を営む彼女と出会えた事は、ロキにとって 奇跡や運命を 感じさせたかもしれない。
この後、ロキはシャーリィの【 ウッドソン孤児院 】へと顔を出し、いつしか住む事になるのだから。
生涯の母となるシャーリィ。
そして 藤林 美樹との出会いは、このエピソードより始まる。
路喜・ウッドソン
彼のページは、この時 開かれた一。