才能に目覚めた少年
「なんですか」




「『W』と世界を正しい方向に導く気はないか」




「ありません」




「それなら、『C』とならば…」




「先生、あなたは何が言いたいんだ」



「質問をしているのは私だ。
この答えで全てが決まるんだ」










『僕は伊藤からもらった大切な仲間を守りたい』と決断したんだ。


それに僕の感じたことも含めて世界が間違っていると感じた。


伊藤はその間違いを正そうとしていたんだ。











僕は…









「僕は伊藤と世界を正しい方向に導きたい」












先生は嬉しそうに微笑んでいた。
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