才能に目覚めた少年
目が覚めた。




椅子に座り寝たはずであった。


起きてみると、僕は床に転がりこんでいた。



僕は周囲を確認した。


時計が目の前にあった。


僕は時間を確認した。


午後十時であった。


帰宅したのが午後四時だから六時間も寝た。






外を見ると夕暮れだったのが夜景に変わっていた。


僕は立ちあがり、ベランダに行った。


外に出るとまだ賑やかな音が聞こえた。





僕は夜の町が好きではない。




能力で違法行為をするものがいれば、暴力、強盗、殺人と昼の世界とは一変した世界になった。



楽園の世界の夜はそういうところだ。



良い子は寝ることだ。



僕はもう一度眠りに入ろうとした。


夏が終わり、季節は秋。


自然の温度が気持ちいい。

 







突然電話が鳴った。
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