才能に目覚めた少年
「えー、今日皆に集まってもらったのには話したいことがあったからだ」




改めて能力値のことを話すのだと思った。



ナナミ以外はそう思っただろう。








「実は、俺達の国に戦いを挑もうと思う」





僕は頭の中が真っ白になった。




僕は伊藤から視界を逸らした。



山本と目があった。



次にアカネの方を見た。



辻本は伊藤の方を見ていた。







たぶん、僕を含めて三人とも頭の中が真っ白になったのだろう。


ナナミだけが笑っていた…
< 19 / 116 >

この作品をシェア

pagetop