才能に目覚めた少年
「そんな能力があるんだ」
「私ね…能力を使いたくないからミコト君と同じように『キャンセラー』を付けているの」
「そうなんだ」
「親は能力が制御できないと思っていたらしく、能力を制御できるようにしばらく入院させられたの。
でもそのおかげでミコト君に会えた」
ナナミは微笑んだ。僕は嬉しかった。あの時出会えたことを…
「でも、その能力のおかげで今は助かっているの」
「どうして」
「少し前に、『W』に掴まったことがあったよね」
「うん」
「それに『R』のこと、『C』のこと、それに『ミコト君』のこととか様々なことを条件にして能力を使ってみたの」
「つまり、今後の世界の可能性を予測したってこと」
「そうなの」
「結果はどうだった」
「二つに答えが分かれたの」
「…」
「一つは平和な世界になって、もう一つは世界が滅んでしまう世界になるの」
「二つに分かれる原因はなんだったの」
「『神山ミコト』が大きな存在なの」
「私ね…能力を使いたくないからミコト君と同じように『キャンセラー』を付けているの」
「そうなんだ」
「親は能力が制御できないと思っていたらしく、能力を制御できるようにしばらく入院させられたの。
でもそのおかげでミコト君に会えた」
ナナミは微笑んだ。僕は嬉しかった。あの時出会えたことを…
「でも、その能力のおかげで今は助かっているの」
「どうして」
「少し前に、『W』に掴まったことがあったよね」
「うん」
「それに『R』のこと、『C』のこと、それに『ミコト君』のこととか様々なことを条件にして能力を使ってみたの」
「つまり、今後の世界の可能性を予測したってこと」
「そうなの」
「結果はどうだった」
「二つに答えが分かれたの」
「…」
「一つは平和な世界になって、もう一つは世界が滅んでしまう世界になるの」
「二つに分かれる原因はなんだったの」
「『神山ミコト』が大きな存在なの」