傷跡


あたしはそれからも、何度も光輝に繰り返し話をして。



何度も何度もお願いして。



やっと…


『働くにしても条件がある』



そう言ってもらえることができたんだ。




光輝は面倒くさそうに頭をかきながらあたしを見つめる。




『うん!その条件守るから言って!』


『…お前ほんとに本気なの?』


『超本気だし』


『分かった…。じゃあまず一つめは週三日。それ以上はシフトを入れないこと』




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