傷跡
自分でもよく分からなかったんだ。
ルイにヤキモチ妬いてる…?
そんな確かなことは分からないけど。
でも…
光輝を誰にも渡したくない。
あたしの…あたしだけの光輝なんだって…そう思ってる自分がいた。
その頃のあたし達は、付き合ってから長かったせいか…
Hはマンネリしてて。
週一回もなかったような気がする。
月に二回とか三回とか。
その程度で。
でも…
何故かその日は久しぶりに。
何度も何度もお互いを求め合ってた。
忘れかけてた好きって気持ちを再確認するように…
光輝の体にずっとくっついてたんだ。