傷跡



『でも…』


『バーカ、お前が心配することなんか何もねーよ』





光輝はそう言って、また力強くあたしを抱きしめた。





『でもさ光輝……ルイは?ルイとは今どうなってるの?実は今日さ…あたし二人が歩いてるところ見たんだ』






自分の気持ちに素直になって。


全部包み隠さずに話そうと思った。




好きだから…

あたしは光輝と真剣に向き合わなきゃいけない。





< 263 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop