傷跡



翌日――――



目が覚めた時に、これは夢じゃないんだってことを改めて感じた。



あたしは実家に帰ってきていて。


光輝と…サヨナラしたんだよね。




なんだか頭がぼーっとしてた。



何も考えたくない。


何も………






♪〜♪〜♪〜♪




でも……


そんなあたしのもとに、大好きだった光輝からの指定着信音が聞こえてきて。



音を鳴らす携帯を確認すると、

“光輝”の名前がディスプレイに映っていた。




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