最初で最後のキス〜短編





初めて会話した。



初めてこんな近くで見た。



はねてる髪の毛……茶色ですごく綺麗。



その髪の間から、たまに姿を現すピアス。



笑った時に惜しげもなくさらけ出す白い歯。




彼とは全然違うタイプだなぁ…。




私は相川君を凝視する。




「熊井…?なした?」



「えっ?や、何でもない……て、なんで私の名前を!?」




同じクラスでもないのに。







< 20 / 86 >

この作品をシェア

pagetop