最初で最後のキス〜短編





慶太は由姫に近づき頭を撫でる。



「俺がお前守ってやるから。行くぞ」


ぶっきらぼうに、でも優しく強く。



「う…うん」


素直についていく由姫。





慶太は……


由姫のことが好きなのか?



中学の時は「別に」って言ってただろ。



由姫は…?


由姫も慶太が好きなら……。





オレは、もう由姫に会わない方がいいのかもしれない。








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