最初で最後のキス〜短編





「…ん、……ゆ……き…」


うっすらと目を開けた悠斗君。


「ちょ…ちょっと!相川君っ!悠斗君が!!!」


私はあまりの驚きに言葉が出なくなった。



「なした?」


気を利かせて離れていた相川君が近づいてくる。




「悠斗が!目を覚ましたっ!!!」


私は目を見開いて言う。



その言葉に相川君も目を見開く。




「おい、悠斗!?おれがわかるか?」


相川君は悠斗君の顔を覗き込んだ。









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