はっぴーでぃ

「あははははは!!」

「柚ちゃんが笑った!?」

「何でそんなビックリした顔するの!?失礼でしょ!!」

「だって、柚ちゃんが声出して笑ってんの久しぶりに見た」

「……」

あんたはあたしをなんだと…

「柚ちゃん、怒った??冗談だよ??」

晴輝は下を向いたあたしの顔を覗き込んだ

「怒ってないから。それとさっきのことだけど晴輝と初めて会ったときのこと思い出してたの」

「僕のこと!?」

「そうだよ」

「なーんだぁ、そっかぁ」

晴輝は、ほっとした顔になる
コロコロ表情が変わって可愛いなぁ〜

「僕かわいいの??」

「えっ??」

「今可愛いなぁって言ってたよ??」

「口に出てた??」

「うん」

うっそっっ!!恥ずかしすぎる…

「柚ちゃん可愛い〜」

「はぁー??」

晴輝はクスクス笑う
なんであたしが可愛いわけ??

「晴輝みたいな子を可愛いって言うんだよ」

「柚ちゃんって自分のこと分かってないよね」

「なにそれ(笑)そんなことないよ〜」

「ううん、分かってない。だって自分が可愛いって自覚してないし、正直だよね」