初恋日記

先輩と私は同じバスケ部。

男子と女子では話す機会がなかなかない。

だけど、私は先輩を見ているだけで幸せ。

先輩のことを親友に相談する事が増えた。


「翔先輩、カノジョいないって本当かな」

「うん。たぶん、いないと思うよ」

「そうかあ。うれしいな」

「ガンバレ、彩乃」

「私、頑張る!」


まだいないんだ、カノジョ。

私、先輩の初めてのカノジョになるんだ。


「私、ずっと先輩のことが好きでした」

「なーに、告白の練習しているのよ」

「いつでも告白できるように練習」

「本当に好きなんだね」

「恥ずかしい」

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