帰って来た HERO【完】
俺はまゆたんの手を引き、そっと事件現場?を後にした。
探すのを手伝ったのは成り行きだ。
何事もなくて本当に良かった。
女子部屋に戻った俺は、言いようのない疲れと睡眠欲に襲われていた。
眠そうに眼を瞬かせているまゆたんも同じに違いない。
「眠い、ね」
「うん」
どちらともなく縺れるようにベッドに倒れ込んだ。
おやすみも言わず、我々は殴りつけられたように深い眠りに落ちていました・・・・。