帰って来た HERO【完】
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殴りつけられたように、ではない。
本当に殴られてないか。
「がはっ・・!」
違う・・蹴りだ。
幸せに眠っていたはずの俺の丸まった背中は、今ゲシゲシと蹴られていた。
「ふざけんなてめー!死ね!死ね!!」
「やめてぇぇぇぇぇぇ!!えりこりんーっ」
恐る恐る背後に視線だけを向けると、まゆたんに羽交い締めにされているジョイトイの足の裏が、再び迫って来ていた。
「オッサンまゆになにしたんだ!?吐け!!」
「何もしてないったら!話を聞いてよぉおお!」
あれ?