Liebe
「ふぇ…ルウ、が?」


「うん、かわいいから。」


「えっ…」



可愛いって…!!


有り得ない、ね…。


ルウまだ子供だし、背小さいし。可愛いもなにもないよっ!!



しかもだって。かっこいい人に言われるなんて!!


「あ、ついた。ここ…」


「ここか?」


「うん! ここお家!!」


「結構広いんだね」


広い、かな…?

「ん、でも。一人で暮らすのはもったいないかな?」


「え、ルウ一人暮らしなのか…?」


不思議そうに蓮さんが聞く。


「うん。お母さんもお父さんも、いないから」


「待て」


「えっ…?」


真剣な顔でルウの顔を見る蓮さん。


「あ、あの…でも、たまに義理お母さんがくるから…。平気、だよ?」


「たまに?」


「うん。えと…1ヶ月に、二回か三回くらい…かな?」


思わず言葉を濁す。
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