世界を敵にまわしてものレビュー一覧
本当の自分を押し隠して 強がりや虚勢は板について 上手く馴染んではみ出さないように 周りにも自分にもつく嘘は 生きていく上では必要なこと だけど時折ふと足元をすくうように 孤独に胸を掴まれ息苦しくて 笑うこともままならない くらい場所に居る美月を そっと照らし出したのは やさしく、やわらかな、光。 1枚の楽譜が、繋いだ出逢い。 惹かれ合うのに彷徨う想い 映し出される嘘と浮き彫りになる弱さ それでも降り注ぐ光と音が ひとりひとりの心を、強くする。 鼓動や息遣いまで聞こえてきそうなほどの リアルな描写と人物たちに心を動かされ 読みながらただ、胸を熱くする 読み終わったあとたいせつな人を思いだす そんな素敵な作品でした。 ぜひ、ご一読
主人公はもとより、他の登場人物が凄く魅力的です。個人的に好きなのが椿ちゃん。 友達を全力で守る、信じるってなんて素敵な子なんだろう。 偽って、嘘でかためていた美月の心。それを先生が、友達が、薄皮をはぐように、絡まって固くなった糸を解くようにしていくのが凄く伝わりました。 そしてそれぞれの成長と。 愛への気付き。 何億の中からあたしを見つけてくれたの。 君がすべて、すべてが君。 簡単だけれど、同時に凄く難しい。 恋をしたくなる、素敵な作品でした。
完結おめでとうございます! 途中美月が本当に辛そうで でも先生を信じる美月が すごくかっこよくて好きです! 読んでいてすごく楽しかったです(*^_^*)
すっごくよかったです 感動しまくりでいっぱい 泣きました(笑) わたしの友達にも読んで もらいたいです(^-^) 本当に最高の作品でした!
目立たないように。 それなりに努力をして学校生活を、毎日を過ごす美月。 そんな美月が適当に借りた本から出て来た一枚の楽譜。 楽譜をきっかけに動き始める日常。 音楽の先生に雑用を押しつけられたり、クラスで人気の男の子と話をして、クラスで一人孤立している女の子もからまって… 嘘をつくのは、気持ちを言葉に出来ないから。悲しい気持ちの分だけ重ねる嘘の虚勢。 それを一枚ずつ暴いてくれて、それを一つずつ受け止めてくれた人。 だけどそれも 自分が嘘をついていたからなのかも知れない。 言葉にして、行動を起こして、間違って隠してぶつかって泣いて叫んで。 そうやって人は自分でも気付かない感情を自分の物にしていくのかもしれない。 変わって行く美月の日常と美月の気持ち。 美月の心の変化に、嬉しくて、切なくて。 涙の溢れる作品でした。
人を好きになることって、いいなって…そう思える作品です! 教師と生徒という秘密の恋。 でもそれは…美しすぎるほどの純愛。 先生と美月の会話の場面が最初から最後までずっと好きです。 美月だけでなく…それぞれの登場人物たちも魅力的です。 さすが沙絢さん! またまた沙絢さんの魅力にハマってしまう本当に素敵な作品となっております。 涙ナシでは読み終われませんよ~!! 皆様もぜひ♪ 世界を敵にまわしても 最高です★
この作品を読んでると、 きゅんきゅんして 楽しみで、 でも先生の態度に いらいらして、 苦しくなって、 美月の言動でさらに 切なくなって 悲しくて、 でも一途過ぎる 美月が羨ましく思えて… 純粋に真剣な恋がしたい! 一途に誰かを想いたい! そう思える作品だと思います>< 自分的にはかなりおすすめです(^^)
自分に負けないで、 信じ続けることが どんなに辛くても苦しくても やっぱり一番難しくて 一番素敵だと改めて思いました。 それが恋でも夢でも、 失いたくない物なら自分も走り続けたいです。 教えてくれた美月と先生に ありがとうっ