世界を敵にまわしてものレビュー一覧

平均評価星数 ★★★★★ 5.0
★★★★★
2010/11/05 23:24
投稿者: 桜井さくら さん
二人の永遠。

家にも学校にも居場所がなかった少女、美月と どこか自分を偽る音楽教師、朝霧。 ひょんなことから楽譜を拾い先生と関わりが出来た美月はいつしか先生に惹かれていきます。 でも先生には秘密があるようで? 二人の恋模様はどうなるの? 先生と生徒。禁断の恋でも好きになったら止められない。 家族も友達も、居場所がなくてもなくてはならないもの。 大事なことを気づかせてくれる、涙ありのラブストーリーです。 是非一読ください(^O^)/

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★★★★★
2010/11/05 23:18
投稿者: 千原 奏実 さん
切ないメロディー。

思春期の不安定さ、傷を抱えている弱さ……。 それを持っている美月と先生……二人の不安定さや、大人っぽい二人が背負っているものが、切なさを作り出す。 一人じゃ不完全で、一人で選んだその選択はどこか間違っていて 二人だと、お互いの足りない部分を補えるのに。 ――傷が痛みだす、弱さが浮き彫りになってくる。 自分が可愛い、それは当たり前の感情で…それよりも可愛いと思えるのが愛というものなら…………。 甘ったれているのは、二人とも。だけど、二人が一緒にいるとソレに気づく。 切ないメロディー、新しい恋が始まるメロディー。 どうか消えないで、どうかこのまま…世界を敵にまわしても二人が…………。 思わずそう願ってしまいます、とても素敵な作品でした。 美月と先生の成長を、 是非ご一読下さい。

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